今回は京都と大阪で起こる事件を軸に話が進んでいきます。コナン＆少年探偵団・蘭と小五郎・平次と和葉は皐月会会長である阿知波氏と対談番組を収録するために大阪の日売テレビのスタジオに来ました。
同時刻大阪府警のカルタと共に日売テレビの爆破予告が届きます。万が一を考えて大阪府警は避難指示を出します。その状況を双眼鏡で見ていた真っ黒犯人シルエットがボタンを押してビルが爆発し崩壊していきます。
ビルが崩壊していく中、和葉の友達が皐月杯の決勝で使用される伝統のカルタに拘ったせいで平次と和葉が取り残されてしまいます。そこをコナンがスケボーとボール射出ベルトを使って救出します。
ちょっとネタバレですけど和葉の友達のオサゲが余計な事しなければ、犠牲者減ってましたね。多分ゲストキャラですが大岡紅葉の方が目立ってましたしイラネ・・・。そのためにコナンがピンチになりますが、なんとか脱出・・・いきなりクライマックスでしたね。
時を同じくして京都の嵐山にある日本家屋で、前回の皐月杯の優勝者である矢島が殺害される事件が発生します。そして、ビルから脱出するとき負ったケガを医者に診てもらうために病院に行き、そこでコナンたちは平次の婚約者だと言い張る大岡紅葉という女性に出会います。彼女は皐月会に所属する競技かるたの高校生チャンピオンだったのです。
そこに皐月会会長の阿知波（今回の黒幕）が見舞いに来ます。皐月会伝統のカルタが無事だったのを見てめっちゃ複雑そうな顔・・・。だってわざわざビル爆破してまで燃やしたかったのにオサゲが余計なことして台無し。内心キレてたでしょうね（笑）
そして、ひょんな事から和葉は紅葉と平次のお嫁さんをかけて競技かるたで勝負する事になります。去っていく紅葉が落としたパスケースを拾うとそこには子供の平次と紅葉が何かを約束している写真。
これを見てコナンと蘭は本当に平次が結婚の約束をしていたんじゃないかとドン引き、見なかったことに。そして、阿知波氏から矢島殺害のニュースを知り、京都に行き現場検証をします。
そこには「迷宮の十字路(クロスロード)」に登場した綾小路警部が、京都府警の1人として登場。もちろんあのリスも肩に乗ってます（笑）。前回の件でコナンと服部の活躍もあってか、普通に現場見せてくれたり、捜査に加えてくれたりと、2人に対してとても協力的。
矢島宅の現場検証をしていると、前回の皐月杯の準優勝者であった関根（CV：宮川大輔）が来ます。（めっちゃ棒演技・・・。）
この関根さん、死亡した矢島さんは日本刀で殺されたとしか聞いていないのに、勝手に殴られて死んだとか言っちゃたりで古畑任三郎の犯人みたく語るに落ちてます。普通、日本刀で殺されたって聞いたら刺殺か斬殺を連想するよなぁ～？？と2人とも犯行に関与しているのを確信します
この時点でコナンと平次のターゲットは関根になります。そして和葉が皐月杯に向けて修行する中、平次とコナンは関根にアリバイがないなどなぜ撲殺されたと知っていたのかなどを問い詰めてゆさぶりをかけますが、関根は物的証拠がないと一点張りで逃げます。
その後阿知波会長・大岡紅葉・関根は別々の車でホテルから皐月杯の会場に向かうのですが、その最中に関根の車は大爆発します。どう見ても即死か大火傷だろ！！と思うのですが、なぜか意識不明で九死に一生を得ます。お肌もツルツル。
そして捜査線上に昔皐月杯に対して勝負を持ち掛けていた名頃会会長の名頃鹿夫が浮上してきます。名頃は5年前に失踪しており、関根さんを狙った動機は自身の失踪後、名頃会から皐月杯に移ったことへの復讐なのでは？という流れになります。
そして大岡紅葉も名頃会から皐月会に映っており、ターゲットなのではないかとされます。そして平次が紅葉にスマホ確認させると、矢島や関根やビル爆破の時と同じく、犯行予告代わりのカルタ札の画像が送られており
犯人のターゲットであるのが明白になります。（なんで平次は紅葉の電話番号知っているんですかね・・・）こうした状況から警察は名頃鹿夫を真犯人とし指名手配します。
そして皐月杯が始まり、和葉は猛特訓の甲斐もあって無事？決勝に進みます。その最中決勝のお堂とは別の場所で爆弾が爆発します。
死んだのは海江田東吾という阿知波会長の秘書を務めていた人物でした。海江田は死ぬ前に「なんでこんなところに仕掛けるんだ・・」と愚痴をこぼしており、爆弾は別の誰かの指示であることが分かります。
このことから厳重に警護された会場に爆弾を持ち込め、海江田に指示を出せる人間という事で犯人は皐月会会長の阿知波圭介だと判明します。
そのころ決勝の会場（決勝の会場は決勝に勝残った選手2人と阿知波会長の三人しか入れません。）である皐月堂は阿知波会長の仕掛けた爆弾により燃え上っていました。
そこにコナンと平次がバイクでお堂に突入します。
コナンと平次は皐月堂に乱入し和葉と紅葉を保護して真犯人である阿知波会長を問い詰めます。阿知波会長は元から死ぬつもりだったからかあっさりと白状します。
事件の発端は５年前、名頃が皐月会の存亡をかけた公式戦の前日、こっそりと阿知波会長の自宅を訪れ、皐月さんとカルタの試合をしたことから始まります。それで名頃は皐月さんに圧勝しますが、名頃に翌日の公式戦で惨敗することを恐れた皐月さんは名頃を殺害してしまいます。
名頃の死体は決勝の会場である皐月堂に隠しており、今回の皐月堂の爆発で死んだことにする予定だったそうです。そして皐月さんはそれから精神を病み3年後に他界します。
矢島が狙われた理由は、5年前に皐月さんが名頃を撲殺した時に皐月会伝統のカルタに付いた血のシミ（指紋）に気付いてしまったから。殺害を実行したのは阿知波会長の秘書の海江田です。日売ビルや関根の車に爆弾を仕掛けたのも海江田です。そして最後に会長に口封じされてしまったのです。（ちょっと可哀相・・・）
関根は矢島を殺したのではなく、海江田が矢島の死体に握らせたカルタを見て名頃が殺したと勘違いし、名頃を庇うため泥棒に見せかけた偽装工作をしただけ。狙われた理由は名頃会から異動してきた過去があるため、殺した方が名頃の復讐だと警察に思わせるのに効果的だったから。
大岡紅葉が狙われたのも同じ理由。加えて彼女は決勝まで勝ち上がってくる力があるので、いずれにせよ阿知波会長の皐月堂爆破の巻き添えになるだろうからというのもあったようです。
そうして動機をすべて白状し、阿知波会長は自分と妻の皐月さんの人生を狂わせた名頃に恨み節を言いますが、一連の話を聞いていた紅葉さんがそれを否定します。
どうやら名頃は、皐月会を目の敵にしていたのではなく、単純に皐月さんのことがずっと好きだったから彼女に自分のカルタの実力認めてほしかっただけで、前日に訪れたのは公式戦は勝ちを譲るつもりだからその前に真剣勝負がしたかったのと、自分は病気なので、今後名頃会のメンバーの面倒を見てくれるようにお願いしに来ただけだったとのこと。悲しいすれ違いですね・・・。
そして、コナンと阿知波会長と紅葉はエレベーターで脱出しますが、和葉と平次は取り残されてしまいます。ですが機転を利かして無事脱出します。
毎度ヤキモキさせられるこの2人ですが、進展はあったというのかというと・・・なにも無かったです（笑）そろそろ公式に恋人設定にすればいいのにと思うんけどね・・・。
そして平次と紅葉の写真は何だったのかというと、どうやら平次と紅葉は小学生の時にかるた大会で対戦しており、その時平次に負けた紅葉は平次から「嫁にもらったる」と言われてたみたいですが、結局平次に問い詰めると、紅葉の聞き違い（笑）で本編終わり。紅葉はライバル宣言をして消えます。
そして最後に来年の映画の予告で、東京の夜を衛星画像から見た時の画面が出てきて、アムロの声で「5.4.3.2.1.0」と言って終わりました。OOのリボンズ然り、古谷さんはキャストに無くても声が分かりやすいので一瞬で分かりますね
もしかしたら漆黒のナイトメア的なテロ絡みの内容かもしれません。なので、2018年の映画は再び赤井や安室、黒づくめの組織が出てくる可能性は高いと思います。
まあ真犯人自体は勘のいい人なら開始30分で分かるくらいの難易度であまりミステリーではなかったです。個人的にコナンはもともとミステリーだとはあんまり思ってないので犯人が分かりやすくても全然いいと思います。賛否両論ありますが、私の中で今年のコナンの映画は歴代でも屈指のクオリティーなので是非一度見てみることをオススメします。
それより声優好きとして平次役の堀川亮さんと和葉役の宮村優子さんの声が聞けて良かったですね。宮村さんは一時期喉の調子が悪いため休養していたので元に戻っていてよかったです。ちゃんとエヴァのアスカの声質に戻ってたのがうれしかったです。後、小野Dとか進藤さんとか斎賀さんとか自分の好きな声優さんが結構出ていたのもうれしかったですね。では～
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