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【ハンター×ハンター】ヒソカVSクロロ戦における共闘説の考察と検証

  

先日ハンター×ハンター最新34巻が発売され、357話にて遂にヒソカVSクロロの夢の対決が実現しました。

 

 

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結果はヒソカがクロロの複数能力併用に手も足も出ずに惨敗し、その後心肺に埋め込んでおいたバンジーガムで念マッサージを行ない蘇生し、シャルナークとコルトピの惨殺を手始めに『蜘蛛狩り』を始めます。

 

このトンデモ展開にびっくりした人も多いと思います。

 

2chのネタバレスレでもこのバレが投下されたとき、余りのトンデモ展開に画像が貼られるまでウソバレ認定されていたほどです。(画像が貼られてからしばらくしてもコラだと言われていた気もします)

 

そして、ヒソカがシャルナークとコルトピの殺害に始まる蜘蛛狩りを始めた理由としてネットでまことしやかに囁かれている説があります。

 

というのは、蜘蛛狩りを始めたのはクロロにぼこぼこにされた腹いせではなく、ヒソカが1VS1のタイマン勝負を条件でクラピカの念(ジャッジメントチェーン)を取り除く除念師を見つけて紹介したにも関わらず、クロロが他の旅団員と共闘してヒソカを嵌めたからという説です。

 

個人的にはこの説はかなり信憑性が高いと思っているので、今回はその説の根拠と理由を検証していきたいと思います。

 

 

クロロが共闘していたとする根拠まとめ 

 

 

●いつの間にか消えていたシャルナークのアンテナ

 

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 →マチが念糸により回収した可能性

 

 

●予想外に多いコピー人形

 

 

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当初ヒソカはコルトピの能力をスキルハンターで使ったクロロが作り出せる人形の数はせいぜい20~30体ほどだと思っていました。

 

しかし、実際に観客席から出てきた爆弾人形は約200体とヒソカの予想をはるかに上回るものでした。

 


 →クロロはヒソカに能力を見せてからあとでコルトピに能力を返却し、コルトピが念人形を量産していた可能性

 

 

・操作している手と指示している手が同じ

 

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 まるでクロロの指示を聞いて誰かがブラックボイスを操作しているような描写になっています。

 追記:

これに関してはシャルは右利きであること、手に袖らしきものを映っているのでクロロじゃないかなぁと思います。 

 

また戦闘後のこのセリフ

 

クロロ「ケータイどうする?アンテナ無いけど」

シャルナーク「大丈夫。特に使う予定ないし」

クロロ「そうか、じゃ船で渡すよ」

  引用元:ハンターハンター第357話より

 

 この台詞からシャルナークオリジナルの携帯はクロロが持っているという事が伺えるので戦闘中に能力を返還してシャルが操作していた可能性も低くなります。

 

 

・ブラックボイスの針が微妙に変わっている

 
試合開始時クロロが使ったアンテナと試合終盤にヒソカが破壊したアンテナ

 

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若干形状が違っています。

 

もしかしたらスペアの針かもしれませんが、キメラアント編で見せたシャルナークのスペアのアンテナにも羽がついているみたいですし、スペアの針である可能性も低いです。

 

 

シャルナークのスペアのアンテナ

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 この針に一番近い形状はシャルナークと同じ操作系能力者であるイルミの針です。

 

 

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 ここから実はイルミが関与していた可能性も浮上してきます。

 

イルミはヒソカだけではなく、ヨークシン編でクロロともそこそこ付き合いがあるようなので今回の勝負に手を貸していたということも十分ありえると思います。

 

これに関しては書きミスの可能性もありますが、単行本で修正されていませんし意図的にデザインを変えているという可能性を否定できません。

  


 ・流星街の長老も闘技場内にいた

 

流星街の長老

 

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ヒソカ、戦闘中に長老を見つける

 

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少し見づらいですが、手に刻印があるので流星街の長老だと思われます。

 

その次のコマでヒソカがチラ見しているのも意味深です。

 

まだ断定はできませんがもしいたとするなら、流星街の長老がこんなところに居る理由はクロロのサポートしかありえません。

 

 

●何故、クロロはヒソカに止めを刺さなかったのか?


 →天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)により死の予言が出ていたから。
  死後は予言されない為、死後の念による復活は団長の想定外

 

追記

ラブリーゴースターは相手が手で触れないといけないので、ちょっと無理がある気がします。

 

 

●クロロとマチの意味深な発言

 

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まずクロロの戦闘前の台詞

 

能力者はそれを工夫で補う

能力を極力隠したり(なのに全て手打ちを説明した、それはヒソカを騙すため)

戦う相手や場所を慎重に選んだり(天空闘技場と観客達のいる場所)

チームで戦ったりが凡例だ(共闘)

 

 

このようにクロロは戦闘前に自分で「能力者は能力を極力隠したり工夫するもの」と言っているにも関わらず、その後自分の使う能力をヒソカにペラペラと喋っています。

 

どう考えても違和感があります。

 

ですが、5対1がバレないようにヒソカを偽ってただけで、クロロは死力を尽くして全力でヒソカを殺しに来てたのなら、クロロが戦闘前にヒソカにペラペラと自分の持ち札を喋ったのも理解できます。 

 

もし、クロロが使う能力についてヒソカになにも説明せずにいきなり観客席に逃げ込んでコピー人形の爆弾が来た場合、その時点でヒソカは少なくともコルトピが関与している⇨共闘に気付いてしまうからです。

 

これを隠すために、どこかの漂白死神バトル漫画みたいに能力をペラペラしゃべったとするなら流石富樫先生ですね。

 

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 ヒソカ蘇生後の「クロロ級とやると相手十分の条件で勝つのは難しいね」というヒソカのぼやき。

 

それに対してのマチの「今度からは戦う相手と場所はちゃんと選ぶことだね」という発言。

 

その前後のやり取りもですが、いつもヒソカに対して当たりの強いマチが妙に優しくて変です。

 

⇨共闘して嵌めたことに罪悪感を感じている可能性 

 

 

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また、ここでヒソカの背景のトーンが唐突に黒くなっているのが意味深で、まるで何かに気付いたような感じになっています。

 

そして、ヒソカの台詞が「次からは時と場所を選ばず相手することにした。旅団は」 と続きます。

 

この台詞、本来なら「クロロは」になるはずですが、「旅団」になっています。

 

この会話の前後でターゲットがすり替わっています。

 

⇨ここでヒソカ、共闘を確信し手段を選ばないことに決めた。

 

 

ざっくりまとめ

 

だらだらと長くなってしまったので結論だけまとめるとこんな感じです。

 


ヒソカの一部の疑問は共闘だったからで説明がつく

 

例:
あっという間に釣回収→マチが居たから
3つの能力の併用!?有り得ない! →シャル・長老がいたから
予想では20体→200体!有り得ない!→コルトピが居たから

 

②一人で使うには膨大すぎるオーラの使用量も説明がつく


例:共闘ならばあの200体のコピーを作りつつ全員に指示を出しつつ爆弾を作りつつ特定のキャラを操作しつつ自身にも最低限の攻防力を残すということも可能かもしれない

 

③メンバーが闘技場にいたかのような描写がある

 

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例:
マチ「思ったより損傷してないんだね」
シャルナーク「爆破役の人形が近づく前に壊す命令を受けてた200体の人形が群がって 緩衝材の役目を果たしちゃったみたいだね」
「死因は肉の壁と爆発で酸欠になっての窒息みたいだ」
また、メンバーが闘技場近くに実際に居る。

 

④団長が電話しているのに、団長が携帯を手で操作しているよく分からない描写も説明がつく


例:「そうだそこでいい」の時団長は携帯で指示、シャルが別の携帯でピコピコして人形操作しているのかもしれない

 

⑤そもそも、団長が能力を最初に全部説明したのも説明ができる

 

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例:説明することでヒソカの思考や行動を縛ろうとしたのかもしれない。

 

マチ「戦う場所と相手は選ぶことだね」

ヒソカ、共闘に気づき怒りの殺戮パレードへ。

 

富樫先生は巻末インタビューで最近シグルイにハマったと言っており、このシグルイという作品では、作中で共闘して相手を倒す場面があります。

 

なので富樫先生がこの展開を気に入り、H×Hにも輸入したという可能性も十分にあります。

 

 

終わり

 

共闘説はまだ確定ではありませんし、シャルのアンテナなど説明が完璧にできない箇所も何か所かあります。

 

しかし台詞や描写からクロロが何らかの形で他の旅団員と結託してヒソカを嵌めたのはほぼ間違いないと思います。

 

 

ヒソカからすれば、タイマンの約束のためにあれこれ奔走したのに仲間とグルでボコられて殺されかけた(殺された?)のですから、ブチ切れて旅団狩りを始めるというのも納得できます。

 

まあ、そもそもケンカやりがってないクロロにヒソカがストーカみたいにしつこく付きまとってるヒソカが悪いんですけどね。。。

 

いざという時には仲間が協力してくれる部下から信頼の厚いクロロと人望0のヒソカのいい対比になっている気もします。

 

そして、ここで本当にクロロが流星街の仲間と共闘していたのならばヨークシン編でのクロロとゼノの対戦後のやり取りも意味が理解できます。

 

 

クロロ「俺とアンタ、1対1で本気でやりあったらどっちが勝つ?」


ゼノ「そりゃ十中八九ワシじゃろ。お主が本気でワシを殺ろうと思ったのなら話は別だがな」

 

このときのゼノの本気(意味深)発言はクロロが本気を出す出さないという意味ではなく、今回のヒソカ戦のように本気複数の仲間と結託して殺しにかかった場合、ゼノといえども勝てるか分からないという意味だったのでしょうね・・・。

 

また、シルバがキルアに『旅団に手を出すな』といったのも旅団にちょっかいを出して流星街からのサン&ムーンのような厄介な能力を使ったゲリラ報復がくるかもしれないからという意味だったのかもしれません。

 

とはいっても、もしヒソカは本当に最強なのであれば1vs5だろうと勝てると思うんですけどね・・・笑

 

 

恐らく、メルエムやネテロがあの攻撃されても普通に凌げたでしょう。

 

一方、最強なはずのヒソカさんはクロロ達にそのまま嵌められて逆恨みで非戦闘員のコルトピとシャルナークを惨殺。

 

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名目上はクロロの手札を減らすためとはいえ、やってることが完全に小物です笑

 

【漫画】ハンター×ハンターのヒソカの点数付けの法則を考察してみる

 

 

 この共闘説を頭に入れて改めてヒソカvsクロロを見直してみると色々と見方が変わってきて、まさにハンター×ハンターって感じで面白いです。